2009年米
ジャンル・サスペンス
監督・リチャード・ケリー
主演・キャメロン・ディアス
NASAで働く夫と一人息子を持つノーマ。
クリスマスの近づくある日、ノーマの元を見知らぬ男(スチュワード)が訪ねてきます。
男が持ち込んだのは多額の現金とボタン装置と呼ばれる一つの箱でした。
ボタンを押せば見知らぬ誰かの死と引き換えに、100万ドルが貰えるのです。
押しても押さなくても、ボタンは次の誰かへと渡る事になります。
罪悪感が無ければ何も悩まず即押してウハウハでしょう。
押さない人もまた何も悩まないはずです。
悩む人は「自分にとって幸せとは何か」が分かってない人です。
この映画はそんな「幸せの定義」を問う映画かと思います。
しかしその結末は早々に訪れてしまいます。
以降、幸せの定義からは外れ、SF要素の入ったサスペンスドラマへと変貌してゆくのです。
これはこれでこれで面白かったのですが・・。
押すの?おさないの?どっちなの??!っていう部分をもっと深く掘り下げてもらいたかったですね。
ちょっとあっけな過ぎです。
スチュワードの欠けた顔はCGなのでしょうね。
最近のCG技術は凄くて、人の顔でも腕でも足でも簡単に消してしまいます。
こうなると実際にそういった障害を持った人が出演していても、CGかどうか分かり兼ねますね。
なんか味気ないなぁと・・。
クリスマスの夜にこんな小難しい映画見たくないと思われるかもしれませんが、建て前抜きに自分ならどうするか?をパートナーと話し合えば面白いと思いますよ。
評価:70点