週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『ティファニーで朝食を』クソビ●チヘプバーン

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1961年米
ジャンル・ドラマ
監督・ブレイク・エドワーズ
主演・オードリー・ヘプバーン


オードリー主演の名作。
タイトルからなんとも優雅でお洒落で気品に溢れた作品を想像していました。
これほどギャップのキツイ映画は久しぶりです。

オードーリー演じるホリーの性格の悪さときたらもう。
金のためならどんな男にも媚を売る、それでいて何もさせないという最低女です。
恋人のポールもこんな女の何処に魅了されたのか?
映画の中でもその魅力を最後まで感じられませんでした。

まずホリーとポールの出会い場面ですが、まるで新喜劇です。
ホリーの部屋に電話を借りに来たポール、初対面でありながら無断で椅子に座りそこいらの物を触りまくります。
ホリーもホリーで、初対面の男の前で化粧を始めたり自分の私生活を喋りだしたり。
用事で出かけると言いながら、鍵もかけずにポールより先に部屋を出ていく始末。
頭ぶっ飛んでます。

その日の夜に、「大丈夫、わたしよ」と、ポールの部屋の窓から突然入ってくるホリー(わたしよじゃねぇよ、大丈夫じゃねぇし)。
言葉巧みにタダ酒をあおり、ポールのプライベートを詮索し始めます。
あげく上半身裸でベッドに横になっているポールに、「寒いわ。そっち行っていい?」と、添い寝を始めます。
本当に添い寝だけです。
そしてのび太のように数秒で眠りにつき、うっかり自身の過去に触れる寝言を呟いてしまいます。
その事をポールに問われると、「このまま友達でいたいなら詮索はよして」と言って部屋を出て行きます。
(どの口が言ってんだ。そしていつから友達になった?)
頭おかしいです。

「今日は今までしたことがない事をしよう」と、雑貨店で万引きをする二人。
吊り橋効果とはいっても、これは違うでしょう。
こんなんで意気投合とかまるでクソガキです。

そしてかの名曲ムーンリバーもこの曲しかないのかってくらいこれしか流れません。
曲の美しさと映画の内容合ってません。

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オードーリーがギターを弾くシーンですが、色々気になります。

まず右手、小さなギターとはいえ、ギターボディの下に指をひっかけて親指のみ動かして弾いています。

これは結構斬新な弾きかたです。

そして左手、というか指、なっが!
第二関節から先だけで弦がセーハできそうです。
だから右指もボディの下に回していたのか。

ちなみにギターは ハーモニーのステラ H929 3/4 サイズというギターらしいです。
確かに小ぶりなギターではありますが、いやそれにしたって指長いです。
弾き方斬新過ぎます。


評価:50