原作は未読ですが、吉岡秀隆と堤真一演じる文学(茶川龍之介)と鈴木オート(鈴木則文)は、デスノートのライトとエルに匹敵するハマり役なのではないでしょうか?
各々登場5分でキャラを成立させています。
人情ドラマがメインなので、時代背景はどうでもいいはずなのですが、何故か昭和という時代に、より人の暖かさを感じてしまうのです。
上京し、小さな町工場に住み込みで働く十代女子、六子。
短気な社長とぶつかり合いながらも、懸命に仕事を覚えていく。
皆必死で生きている、逞しくも慎ましい人々の生活はどこか希望に溢れています。
家族愛と共に描かれる、他人への思いやりと絆。
クリスマスプレゼントに、故郷行きの切符を六子に送る鈴木家。
ベタといえばベタ。
ここで泣いてくださいと言わんばかりの分かりやすい展開ばかり。
でも泣いてしまうんです。
年のせいかな。
最初茶川を芥川と読み間違えていて、実在の人物によるエピソードなのだと勘違いしていました(汗)
評価:70点