1972年米
ジャンル・ホラー
監督・ハーシェルゴードンルイス
主演・フランク・クレス
所々挟まれる、ゴア映画に似つかわしくない上品でウィットの効いたジョーク。
どこかピンクパンサーを彷彿とさせます。
特異な個性を持つ探偵と他の登場人物達との絡みが楽しく、特に刑事との掛け合いは微笑ましくて笑ってしまいます。
この探偵と刑事で是非続編を見たかった。
とはいえやはりメインはゴアシーン。
煌々と照らされた室内で包み隠すことなく繰り広げられる残虐行為。
これがこんなにもあからさまなマネキンでなかったら、とてもじゃないけど凝視していられません(凝視すんな)。
鉈で破壊した顔面から目玉をくり貫いてまた戻して・・まるで幼児の粘土遊び。
音と映像だけならカニ味噌に見えなくもありません。
こんなにもゴアなのに陰鬱にならず、それでいて下品に走らない。
ゴア映画ならではという雰囲気を良い意味で裏切っていて、癖になります。
というより、この監督がスプラッター(ゴア)の生みの親なんでしたね。
評価:100点