週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『SAW』もう1つのトリック

f:id:guiter8888:20210304112413j:plain2004年 米
ジャンル・スリラー
監督・ジェームス・ワン
主演・トビン・ベル

 
極限状況からの脱出ゲーム劇。
数あるシチュエーションスリラーの中でも、死に方の残酷さとゲーム性に定評のある本シリーズ。
ゲームの仕掛け人、ジグソウとは何者なのか?目的は?
 
完璧なまでに穴のない脚本。
主人公の二人も所々感情的にはなるものの、取り返しのつかない馬鹿をやらないため、終始感情移入して見ていられます。
 
アダムへの同情を捨てれば、ゴードンの生還率は100%です。
ではアダムはどうか?
生還できる唯一のチャンスは、バスタブの中で目覚めた時、慌てずに状況を把握し、バスタブの中から足枷の鍵を手探りで見つけ出すことです。

f:id:guiter8888:20210304112400j:plainはい、無理ですね!
予知夢
でも見ていない限り。
で足を切る以外ないです。
ゴードン同様シャツで縛って止血し、ジグソウ登場を待たず二人二脚で脱出。
更に完全に止血するなら、ゴードンの服を燃やし(ライターで)切り口を焼くのがベスト。

ただアダムはそこまで逼迫した状況に追い込まれないのが問題。
故に足を切れない。
 
互いの足に鎖、二本の鋸、一見運命共同体に見えて、ゲームを強いられているのは実はゴードンだけだと分かります。
最後のあれに加えてこの巧妙な心理トリック(視聴者に対する)。
騙される事必死です。
 
 
評価:100
本作の代名詞といえばコレ↓