週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』SFコメディの名作中の名作

f:id:guiter8888:20210417205656p:plain1985年 米
ジャンル・SFコメディ
監督・ロバート・ゼメキス
主演・マイケルJフォックス

 
過激派の襲撃を受け絶命してしまった発明家のドク。
助手のマーティーは逃げる際に移動式タイムマシン(デロリアン)の操作を誤り、過去へタイムスリップしてしまう。
 
この映画を語る際、外せない要素が二つ。
予測された未来(現代)との相違、そして時間のパラドックスです。
 
予測された未来との相違に関しては、今だからこそあーだこーだ語れるわけですが、当時はひたすらに驚きと興奮しかなかったのです。
 
時間のパラドックスに関しては、実に映画的な解釈で撮られていると言えます。
過去にタイムトラベルしたマーティは、うっかり両親の恋のきっかけを奪ってしまう。
結果自分の存在が消えそうになってしまい右往左往するのですが、全て予定調和、じだばたしようがしまいが、マーティの両親はまた別のきっかけを得て恋に落ちるのです。
 
過去に戻れても過去は変えられない
辻褄合わせが生じるわけですね。
それが時間のパラドックスです。
つまりどうやってもマーティが消える事はなく、強いてはドクも結局は○○に事になるわけですが、そうなってしまうと面白くもなんともないですよね。
 
息子が自分の運命を変えるため、若き日の両親の恋仲を取り持つなんて、ロマンチックじゃあないですか。
ドクとの友情に涙するのも、過去を変えられたこそ。

f:id:guiter8888:20210417205634p:plainハイライトはマーティが演奏するジョニーBグッド
Jフォックスは実際ギター上手いんです。
聞いた事のないジャンルに客もバンドメンバーもノリノリの大興奮となるわけですが、タガの外れたマーティは常識破りな奏法?で舞台上を大暴れ。
引きまくっている周囲にようやく気付き「君らの子供は分かる」って、最高ですわほんと。

タイムトラベルを題材にした映画は数あれど、エンターテイメントに徹した事で、これだけ感動と興奮を与えてくれた映画は他にないです。
 
 
評価:100