週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

時代の空気

子供の頃のアルバムや玩具を手にすると、過去へタイムスリップしたような感覚になりますよね。
ただ子供の頃の記憶は視野も狭く、その感覚の精度も曖昧です。

40後半のわたしは20年前くらいの本を好んで見るのですが、この辺りの本が最も感覚の精度が高く、時に新鮮な感動を得られるのです。

f:id:guiter8888:20210422143639j:plain例えばこちらのゲーム情報誌。
ゲームを卒業して10年以上経っていますが、ゲーム以外にも掲載されているMP3機能付き腕時計、ガラケーに繋げるキーボード、着メロをダウンロード出来る端末機等、当時こんな物があったのかと驚されます。
そしてこれらを何故か(初見なのに)懐かしくも感じるのです。
これは多分、物自体に懐かしさを感じているのではなく、物から時代の空気を感じているのだと思います。

これらの物(情報)が当時の流行や文化と繋がる事で、より新鮮な感動が得られるというわけです。
幼少期や出生前の情報はリンクしずらいものです。

スマホだけで全て事足りている現代と当時を生きてきたからこそ感じるギャップ。
時代の空気は、形を変えない物に対してより、形を変えた物からより感じられるように思います。