1981年 米
ジャンル・SFホラー
監督・デヴィッド・クローネンバーグ
主演・ステファン・ラック
国際警備保証会社「コンセック」内で密かに研究されていた超能力。
強大な超能力を持つレボックは、会社を利用して世界征服を企てる。
小学生くらいの時テレビで一度見たきり、冒頭の頭ドッカン以外ほぼ内容を忘れていました。
それほどのインパクトです。
大人になって見ると、改めて映画の面白さに気づかされるのですが。
ただあと一つ二つ見せ場が欲しかったところ。
冒頭のシーンと最後の兄弟対決以外、平凡なシーンばかりで正直中弛みを感じてしまいます。
しかし終わり良ければ全て良し。
終盤の盛り上がりからオチに至るまでの全く無駄のない流れ。
AKIRAの大友氏に相当な影響を与えたと思われる、超能力によるバトルシーン。
特殊メイクのクオリティの高さ。
予想外のオチ。
ジャンル的にはホラーというよりアクションに近いのかも。
さほど血が流れるシーンもありません。
ド最初のやつは例外ですが。
ただ爆発した直後、机や周辺に一切血がついていないという(笑)。
劇中では説明されていませんが、レボックが自分で頭に穴を開ける行為は、おそらく穿頭手術なのではないかと思います。
トレパネーションは70年代にヨーロッパで行われていた精神病治療の一つで、医学的な根拠を無視した相当ヤバいやつです。
レボックが他のスキャナーより飛び抜けた力を持っていたのはそのせいだとしたら、そう考えると中々興味深いです。
90点