スマートボール台を手作りしました。
仕様やクオリティにこだわらなければ子供でも作れる物なので、あえて本格的な物を目指しました。
本格仕様を目指す上でポイントとなるのは、
①玉を一括で集められるよう、2重構造にする。
②ピストル部分はゴムではなくバネを使う。
③アクリル板で天板を作る。
そして何より、アンティークとして見栄えにこだわる事です。
まずは土台作り。
板に釘とボンドで組み立てていきます。
そして仕上げにニスを塗ります。
次はベニヤ板を2枚重ねて穴を開けていくわけですが、電動ドリルがないので手でざぐっていきます(正気の佐太ではありません)。
2.5ミリ×2の厚みをザグリを使ってじわじわと、16穴で3時間近くかかりました。
手の皮が剥けないよう皮手袋をしていても剥けてしまいます。
それほどの力が必要。
なるほど、日々の筋トレはこのためだったか。
仕上げに紙ヤスリで研きます。
絵はアクリル絵の具で塗りました。
紙じゃないのでの塗りにくいのなんの。
70~80年代ホラー映画から名物キャラクターをチョイス。
ブギーマンが何気に難いっ。
気を抜けばただの色白の人になってしまう(汗)。
そして最も気を使う作業、釘打ちです。
何故気を使うかと言うと、釘はランダムに打っていいのでなく、セオリーに乗っとり決められた箇所に打つ必要があるからです。
真っ直ぐに正確な深さを狙って打ちこまねばなりません。
斜めに打ってしまえば終わりです。
板は2.5ミリ、途中で釘の傾きを調整すると、穴がぐすぐすになってしまいます。
そうすると玉が当たれば釘が傾いてしまいます。
打ち直しも調整もできない。
めちゃくちゃ慎重性が必要な作業なのです。
ピストル部分はボルトとゴム、スプリング等を使って耐久性とスムーズさを兼ね備えた作りになっています。
意外と手こずったのが、上部にあるアーチの先端。
初めは普通にアーチの先を曲げて行き止まりを作っていたのですが、これだと玉は全て左に流れてしまいます。
そうか?!これはあれだ!アーチの先端へ行った玉をバイーンと跳ね返すやつが必要なのだ。
材料として真っ先に思いついたのがスーパーボール、そしてスプリングやキックバネを使った踏み台の作成。
いやいやもっと手間をかけずに尚且つシャープな見た目の物にしたい。
結果的にバネ板を使うことにしました。
最後にアクリル版の天板を取り付けて完成!
遊び心地は最高です。
コーヒー片手にまったりプレイしていると何とも言えない気分に浸れます。
ただ幼児の魔の手があるため置きっぱなしにできないのがかなり面倒。
嫁さんにプレイさせるとすぐに眠たくなるようで操作も雑になってきます。
やはりこういうのは男向きですね。
わたしは平気で1時間程やってられます。
「男には自分の世界がある。例えるなら一筋の流れ星・・・」ってどこかで聞いたことありますか?