『侵入する男』間抜け夫婦vs筋肉キモおじさん

2019年 米
ジャンル・スリラー
監督・デオン・テイラー
主演・デニス・クエイド

中古物件を購入したハワード夫妻。
その後、売主（チャールズ）が頻繁に家を訪ねてくるようになり・・。
単に家に執着していたかのように見えていたチャールズであったが、次第にその本性をあらわにしていく。

どう考えても異常なチャールズの言動にとことん日和った態度を見せる妻。
そのくせ夫の忠告は無視、やたらと神経を逆撫でする言動にイライラ。
これだからセレブきどり女は（偏見）・・。
夫も負い目があるためどこか弱腰。
家のセキュリティはともかく、住んでる人間がガバガバなのが問題。

チャールズと夫婦との間にかけひきが存在しないのも、正直見ていて退屈でした。
もっと早くに秘密通路の存在に気付いていれば、チャールズを出し抜くことができたはず。

終盤はそこそこテンポもよく、ストレスなく鑑賞できました。
善人役が板についたデニスクエイドが、偽善者を演じている姿は中々見ものです。

60点