とある一家(仮)を一例に考えてみます。
もしこの記事を読まれている方がいれば、一緒に考えてみてください。
もしこの記事を読まれている方がいれば、一緒に考えてみてください。
午後8時頃、家長であるMさん(以下あなた)は、居間でテレビをみながら一家団欒を楽しんでいます。
ガチャ・・・
ズカズカズカ・・
何の前触れもなく玄関のドアが開く音が聞こえたかと思えば、そのまま真っすぐとこちらへ向かう、何者かの靴音。
玄関から居間までは10歩圏内、時間にして10秒かかりません(仮の状況であり、世田谷の状況とは異なります)。
危機感を覚えた刹那、 突然目の前に現れる見知らぬ男。
手にはナイフを持っています。
男は部屋の中を一瞥したあと、迷わずあなたに向け、そのナイフを突き立ててきます。
この間、あなたにできることは何ですか?
手にはナイフを持っています。
男は部屋の中を一瞥したあと、迷わずあなたに向け、そのナイフを突き立ててきます。
この間、あなたにできることは何ですか?
『とるべき行動』と、『できること』を混同してはいけません。
とるべき行動というのは、あらかじめ準備された理想的な行動であり、尚且つ入念な訓練のもとようやく実行が現実的となるものです。
とるべき行動というのは、あらかじめ準備された理想的な行動であり、尚且つ入念な訓練のもとようやく実行が現実的となるものです。
例えば「包丁を手にとり身構える」とかですね。
実際10秒あれば立ち上がり、何かしらを手に身構えることは可能です。
しかしそれは、限りなく『できないこと』です(よほど訓練されていれば別ですが)。
安易な回答を出す前に、まずこの男の目的を絞りこみ、状況を客観的に考察していく必要があります(当事者視点では考える猶予などないので)。
ドアを開け直ぐ様家に上がりこむということは、目的遂行に向けて何の迷いもないことを指しています。
こういった行動がとれるということは、今、家の中がどういう状況にあるのか(誰がどの部屋にいるのか等)を、何かしらの方法で把握できているということです。
強盗や殺人が目的であった場合、その時間は短ければ短いほど有効です。
人は危機感が芽生えてから時間が経てば、まともな思考が生まれ、おのずと『とるべき行動』に至るものです。
しかし今回の状況は前述した通り。
時間はあって10秒。
何者かが家に侵入したことに気がついた瞬間、目の前にナイフをもった男が立ちはだかり、問答無用でそれを突き立ててくるのです。
想像力豊かな人ならもう気づいてしまったかもしれません。
そうです。
この状況というのは『とるべき行動』がとれないよう、計画的に作られた状況なのです。
そうです。
この状況というのは『とるべき行動』がとれないよう、計画的に作られた状況なのです。
ちなみになぜあなかたが最初に狙われたのか?
それは大人の男を後回しにすれば、反撃されるおそれがあるからです。
この状況下、果たしてあなたにできる事は何なのか?
記事が長くなるので、日を改め回答編を書いていきたいと思います。