週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』無視しましょう。

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2018年 日
ジャンル・ドラマ
監督・李闘士男
主演・榮倉奈々

 
この映画の肝、何故嫁が死んだふりをしていたのか?ですが、結局語られずじまい。
伏線もあるのでまぁ大体分かるのですが、正直メッセージ性は低いです。
どんな答えが待っているのか?と期待した人は、大きく肩透かしを食らうことになります。
映画の煽り文句にも悪意を感じます。
 
以下、わたしなりの答え(考え)。
大きな伏線となるのはちえ(妻)の父親の言葉「人生には3つの坂がある、上り坂、下り坂、まさか
これを聞かされて育ったちえ。
夫が先妻に逃げられた状況というのが、ある日帰ったら荷物もろともいなくなっていたということから、何となく先妻のストレスを感じていたはずが、「まさか」を考えなかった夫の体質に不安を感じたのでしょう。
離婚率が最も高い結婚3年目にして、それを教える(諭す)ためのちえの演技だったのだと思います。

ようは「まさかはあるから、逃げられたくなかったらもっと嫁を気遣えよ」ということ?
共感できなくもありません。
にしても毎日はさすがに・・(数年に一度とかなら分かる)。
「愛してる」の言葉も「月が綺麗」とか文学で濁したり、正直・・この嫁めんどくさっ!
あとワケわからん事に散財すんな!
ワニ5万とか(大特価3万8千じゃねぇよ)・・・。
せめて金かけずにやれ。
備えあれば患いなしとかどの口が言うとんじゃ。
無駄使いも甚だしいわ。

f:id:guiter8888:20220223115058p:plainこの嫁をシュール、可愛いと感じる人もいるかとは思いますが、結婚してからこんなでは普通に旦那に捨てられますよ。

自分は楽しいのかもしれませんが、家庭での旦那の気持ちを考えられないのは致命的です。

相手を振り回してて許されるのは交際している間だけです。
結婚したのなら変に相手を試したり諭したりせず、もっと潔くなるべきです。
タイトルのインパクトと、画のシュールさのみを売りにした凡作。
 
 
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