不条理と狂気、そしてブラックユーモアにあらゆるサブカルエッセンスを交えて作られた、カルトミュージカルの頂点。
自らが作った人造マッチョに恋をしつつ、城を訪ねてきた新婚カップルをも襲う、とことん性にアグレッシブなバイセクシャルのフランク。
その性別を超えた容姿と独特な威圧感はある意味ホラー。
一貫してたがのはずれたキャラクターは魅力的ですらあります。
その他クレイジーキャラのオンパレード。
終始呆気にとられるばかりで、視聴者は完全に茅の外。
ストーリーも支離滅裂で幼稚。
ただし好きな人にはどこまでも突き刺さり、茅の外どころか自らが登場人物達になりきり、映画の中へ身を投げこんでしまうほど。
中毒性が高く、見るほどに味が出る映画。
中毒性が高く、見るほどに味が出る映画。
人はもとより、あらゆるメディアにも影響を与えたと思われます。
フレディマーキュリーの初期のスタイルにも、フランクの名残が見られます。
監督自らが歌うテーマソングも印象的。
歌詞と声がマッチしていて心地良い。
100点