週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『ビヨンド』話はつまらないけどグロい

1981年 伊
ジャンル・ホラー
監督・ルチオ・フルチ
主演・カトリオーナ・マッコール

 

この世と地獄を繋ぐ7つの門、その内の一つはセブンズドアホテルの地下にあった。
地下の門番であったシュワイクが殺され半世紀、ホテルを相続することになったライザの身の周りで、不可解な出来事が相次ぐ。
サンゲリアを初めとした、ルチオフルチのゾンビ映画第三弾。

果てしない一本道(公道)に立つ、犬を連れた盲目の女性
一見幻想的ともとれるシーンですが、彼女の立つ前後にあの世(ビヨンド)とこの世の境目のようなものが感じられるのです。
抽象的な映像からそれを感じさせる説得力。
このシーンの存在が、この映画の価値を底上げしている気がします。


グロシーンのバリエーションも豊富、且つハイクオリティで飽きさせません。
酸を被った顔面から流れ落ちる苺のスムージーのような溶液、蜘蛛に顔面を食べられる時の細かな損壊描写(顔面破壊好きやなー)。

一度見れば忘れられないものばかり。
ただ話の平坦さを補うためか、無理やり挿入している感が否めません。
白目のアップもくどい。

グロシーン見たさにたまに見たくなる作品。

 

70