未解決となっていた広前現金輸送車襲撃事件。
静岡から青森への異動を受けていた片山刑事は、現場に落ちていたりんごの種を調べる係を命じられる。
本作ではりんご試験場で出会う忍との恋愛、苛められっこのたけしとの交流がメインとして描かれています。
当時たけしと同世代だったこともあり、感情移入も強かった分感動も大きかった作品。
母親を守るため、何度も立ち向かっていくたけしを容赦なく投げ飛ばしていく片山。
「男は強くなければ大切な人は皆遠くへ行ってしまうんだ!」
この言葉から、当時のわたしは本当の「強さ」とは何かを学びました。
そして最後のたけしを養護施設へ送り届けるシーン。
「たけぇし!!」職員に一礼して消え入りそうな声で「お願いします」からの・・♪えー加減なやつーじゃけーん♪ほっといてくれーんさーい♪で号泣。
ただただ号泣、もうただただ・・
これ程までに男泣きできる映画はそうありません。
「死ぬわけねーだろーがー!」もヤバイ(分かる人には分かる)。
純情で不器用、しかし誰よりも強く優しい男、片山元。
憧れです(ちょっとエロいのもまた)。
ハンガーヌンチャクも子供の頃やはり真似しましたね。
「ちがーう!木のやつーぅうう!」
カンフー映画で育った世代ですから、当時は武田鉄矢が本来の10倍くらい格好良く見えていました。
挿入歌の「流星」がまた沁みる。
わたしが拓郎ファンになったきっかけとなった曲です。
拓郎(の曲)と鉄矢は相性抜群なんですよね。
しかしこういう刑事ドラマ、もう日本では作られなくなりました。
100点
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