2015年 米
ジャンル・ホラー
監督・ヘンリー・ホブソン
主演・アーノルドシュワルツェネッガー
ゾンビ化した娘を殺すか否か。
一父親として考えさせられずにはいられない映画です。
自分が殺さなくてもいずれ誰かに殺される‥‥それならいっそ自分が‥‥
しかし娘の気持ちを考えた時、実の親に殺されるのは辛すぎる。
娘を守るべき親が娘を殺してどうする?
それは自分の都合だろう?
自分の辛さよりも、死にゆく娘の辛さを想像してしまいます。
設定上監禁も許されないが、どのみちそれがベストであるはずもなく。
大概の事には答えを出せるわたしですが、これは答えが出ません。
シュワちゃん以外にも、ゾンビ化した娘と夫を殺された妻や、マギーとシュワちゃんを捨てて出ていく義理の母にも心情を重ねてしまいます。それにしてもシュワちゃんの演技が素晴らしい!(今更ながら)
実娘がいるせいか、娘への接し方がリアル。
コマンドーの時のように腕力のみで娘を救出するシュワちゃんもカッコいいですが、娘を救えず苦悩するシュワちゃんもまた良し!
終わり方がちょっと納得いかない部分もありますがそれはそれ、「自分ならどうする?」を楽しむ映画です。
60点