スーパーでの万引きを目撃され、強引に事務所に連れ込まれる女子中学生。
しばらくして店から逃げ出した女子中学生だったが、追いかけてくる店長をふり払おうとして車にはねられてしまう。
娘の名誉のため万引きを認めず、店長にやり場のない怒りをぶつける父親。
そして娘の担任から、以前他の女生徒が店長から痴漢行為を受けていた事を知らされる。
しかし娘が痴漢行為をされた証拠はなく、店長が一度否定した以上それを追求することに意味はありません。
怒りの矛先を何処へ向ければいいのか?
そして何処へしまえばいいのか?
娘の死に対してどう折り合いを付けるかを考えさせられる映画です。
自分としては店長に嘘(痴漢行為)があったのでは思いますが、それはその方が話が面白いと思ってしまうからです。
テレビが店長のコメントを悪意のあるように編集して流すシーンがありますが、それもその方がテレビとして面白いから。
結局テレビで流れてる嘘は、自分のような視聴者が求めているものなんですね。
それを見て視聴者は「さすがテレビ(自分)は糞だな」と思うわけです。
この辺りかなり意地悪だなと感じました(あえて店長に疑わしい描写が盛り込まれているのも)。
80点
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