2011年英公開
ジャンル・ドラマ
監督・ショーン・マクナマラ
主演・アナソフィア・ロブ
鮫による被害で腕を失くしながらも、大好きなサーフィンを必死で続けようとする少女の物語。
「片腕なくてもサーフィン出来るんだ?!へーー凄いねー」
なんて生易しい物じゃあないですよ、実際。
波の上のボードはとても不安定です。
両手でしっかり固定しないとボードに立つことすらままならないはず。
好きな事だからこそというのはありますが、単純に片腕をリカバリーするってだけの話ではないです。
生まれつきならばともかく、今まで自分が出来ていたことが出来なくなるというもどかしさ(サーフィンに限らず)。
片腕を無くしたことで卑屈になってしまうメンタルとの闘いです。
そしてそれを支える両親の暖かさと強さ。
娘にかける言葉を慎重に選ぶ父親の姿が胸を打ちます。
娘を持つ一父として考えさせられました。
映像的にも素晴らしいです。
サーフィンに全く関心のないわたしですが、ダイナミックなカメラアングルと綺麗な水の表現に思わず見入ってしまいました。
何よりベサニーの無くなった腕の部分がCGだったことに驚きです!!
最近のCG技術すげぇっ!!!
ノンフィクションですので、ベサニー本人は本当に片腕がないのです。
サーフィン中はご本人がスタントしていたようですが、その姿は神々しくすらあります。めっちゃ泣ける良い映画です‼
評価:100点
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