週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『回路』ピーヒョロロロロ・・

2001年 日
ジャンル・ホラー
監督・黒沢清
主演・加藤晴彦

 

インターネットが世に浸透し始めて間もない頃のホラー作品。

仮に幽霊の正体が電気エネルギーだとしたら・・。
インターネットという回路(電気が通る道)ができたことで、あの世から幽霊がバンバンやってくるぜと?
う~む・・解せぬ。
そんなこと言ってたらテレビ、いやラジオが出来た時から回路完成しちゃってるでしょ?

確かに当時のピーヒョロロロロロ〜というネット接続音は、お化けが出てくる時のヒュードロロロロ〜と似てますけど〜。話はやや難解ですが、映像は怖いです。
部屋の壁に浮かぶ謎の黒染み。
霊体の朧気な輪郭とノイズのような動き。
びっくりさせない地味な演出がなんとも不気味。

そして霊がつぶやく「死は永遠の孤独」という言葉。
自分は死ねばだと思っているので、こんなこと言われるとぞっとします。

 

60
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『クリッターズ・アタック』誰が雪だるまやねん

2019年 米
ジャンル・コメディホラー
監督・ボビー・ミラー
主演・タシアナ・ワシントン

 

80年代に作られたギャグホラー、クリッター(人間を食べて増殖する毛玉モンスター)の最新作。
凶悪だけど転がって移動する姿は、回転草みたいで妙に愛らしかったりします。

本作から雌のクリッター、ビアンカが参戦。
ヒロインたちの危機を救ってくれます。
こういうの出てくるとグレムリンギズモを思い出します。
むしろ何で今までいなかった?
よく黒いのだけでパート4まで作れたものだと感心。
映像は綺麗になったけど、所々80年代作品ぽさを感じます。
登場人物たちの中にも現代風のやつ(ツンデレトリッシー、メールでしか会話できないジェイク)もいれば、ちょっと時代のズレを感じるやつ(ランニング馬鹿のグレゴリ、下手糞なバグパイプでナンパしてくるショーン)もいたり。
ジェイクが初めて喋ったのが、クリッターに噛まれた時の「ギャー」なの笑う。
「9歳のわりに声が低い」とかディスられてるし。

何よりクリッター達にCGが使われていないのが良い。
チャイルドプレイのレビューの時にも書きましたが、スタッフが人形放り投げたり転がしてるの想像すると和みます。

 

50

『ゼイリブ』気が付けば奴らがいる。

1988年 米
ジャンル・SF
監督・ジョン・カーペンター
主演・ロディー・パイパー

 

もしも地球が既に宇宙人に支配されているとしたら・・?!

偶然、宇宙人が見えるサングラスを手に入れたナダ
ナダは同僚にもにメガネをかけるよう勧めるが、事なかれの主義フランクは断固として拒否。
メガネをかけるかけないでとことんまで殴り合う二人。
最期はブレンバスターでフィニッシュ。
一見馬鹿馬鹿しく無駄な争いに見えますが、ようは現実を受け入れるか否かの闘いなんですよね。
知らない方が幸せってこともあるだけに、どちらにも感情移入してしまいます。敵軍が押し寄せてきて・・というのも怖いですが、自覚のないまま侵略されているのはもっと怖いです。
ちなみに日本も既にC国に侵略されています。
サングラスをかけるまでもなく、そこかしこに見えてますよねC国人が。ニュースも広告も洗脳に満ちてるし。
この映画をフィクション(ありえないこと)として楽しめる人は本当に幸せです。

 

100
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今こそめぞん一刻やるべき

草食だ絶食だと言われている今の若者達(Z世代及びミレニアム世代)。
日本の未来は暗いですね。

彼ら曰く「女性と付き合うとか面倒くさい」「女性と付き合わなくても楽しいことはいくらでもある」と。
楽しいこととは?
おそらくこれ言ってるタイプの若者はオタク系の娯楽をさしている場合がほとんどだと思います(でなければもっとアクティブな思考に至るはず)。
その中にはアニメも含まれていると思うのですが、昨今のアニメはまさにそんな彼らの妄想を膨らませるようなものばかり。

ついこないだうる星やつらが再アニメ化されていました。
そして今度はらんま1/2の再アニメ化決定。

順番的に言えばめぞん一刻のはず。
なぜ飛ばされたのか?

めぞん一刻は主人公が目当ての女性と付き合うために色々努力し、最終的にエッチをし結婚をするという、まさに今の世代が言う「面倒くさい」を具現化した作品なのです。
さすがに面倒くさいは言い訳だと思いますけど。
要するにめぞんは需要がない、世代のニーズに合ってないと。

逆にうる星らんまに需要があるのは「最終的にエッチをし結婚をする」がないからだと思います。
これがあると今の世代は興ざめしてしまうのかもしれません。

もしめぞんがそのまま(変に改変されず)再アニメ化され、それがヒットするのならまだまだ捨てたもんじゃないと思います。
ていうか今こそめぞんやろ。

『ノスフェラトゥ』ぎゃーネズミ~~byドラ

1978年 独
ジャンル・ホラー
監督・ヴェルナー・ヘルツォーク
主演・クラウス・キンスキー

 

ドラキュラの唾液にはネズミと同じペスト菌が含まれているんですね。
噛まれると黒死病で死に至るとか恐ろしい限りです。
とはいえ普通の人間より力弱そうだし、実際寝込み以外襲われることもないので、正体が分かれば速攻退治できそうです。
ていうかこんなネズミみたいな牙生えてるやつバレバレやろ。
何故に誰も疑わないのか?コメディーではないのですが、どちらかと言えば怖さよりも面白さが勝ってる作品。
伯爵が朝日で絶命するシーンは何度見ても笑ってしまいます。
下僕となったジョナサンに対する「北へいけ」は名言。
自分もうざい奴いたらこれ言ってやりたいです。

 


80
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♪頭上にイ☆ン☆セ☆キ♪ オリジナル曲

7月に入ったばかりだというのに各所で35°を超える猛暑日和。
地球そろそろヤバいですね。
作曲を始めて間もない頃(かれこれ20年前)に作った曲です。
当時の曲に関して言えば、未だにこうして弾く曲もあればお蔵入りしたものもあり(アレンジ次第で復活)、コードと歌詞だけ残っててメロディ忘れてるやつもあったりします。
今回のアルバムはそんな曲多めです。

近頃トラブル続きです。
音源の編集に使ってるソフトがバグ?ったぽく、編集済みの音源がいくつか駄目になりました。
編集作業のみを一からやり直すことになりますが・・めんどくさい。
0から始めるのは好きなんですが、もう一度同じ事をやるのが苦手なのです。

アルバム進行度60%

『シンアナコンダ』なんでもシン付けりゃいいてもんじゃ・・

2021年 米
ジャンル・パニック
監督・マリオ・ボナシン
主演・エリック・ロバーツ

 

無人島にやってきた遺跡調査グループが大蛇と遭遇。
一人また一人と捕食されていく・・。

2021年制作とは思えないCGレベル。
巨大蜘蛛と大蛇の対決シーンとか失笑。
一瞬大映かと思いました。

口論ばかりのグダグダ進行にもうんざり。
良かった点といえば、ラスト妙にサクサク進んだこと。
というかシーンの繋ぎの余韻がなくなってスキップ再生みたいになってます。
途中で飽きたんでしょうか(笑)
ひょっとして空気読んだ?
毒蜘蛛に噛まれて歩けなかった教授も途中から普通に歩いてるし(薬草食べる前から)設定もブレブレ。
どうでもいいけどパッケージのラクラフトみいな美女どこよ?
広告詐欺?
たまーにこういうくだらないのを意図的に選んでしまうのです。
まさに期待通り!文句なしの0点です。

 

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