週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『ダーティハリー』哀愁漂うアウトロー

f:id:guiter8888:20211120144036p:plain1971年 米
ジャンル・アクション
監督・ドン・シーゲル
主演・クリント・イーストウッド

 

 数々の刑事アクションの原点となった作品。
それだけにかなり荒削りな感はありますが、逆にそれが今見ると新鮮なんです。
派手なアクションはありませんが、クリントイーストウッドの体をはったリアルなアクションが楽しめます。

マグナムを片手にじわりと犯人を追い詰めるハリー
その引き金は悪に対して容赦なく引かれます。

子供が盾になっていてもお構い無し。
一旦銃を下げる素振りを見せ、間髪いれずに抜き打ちショット!
照準を合わせているのかいないのかさえ分からない速度で犯人の肩を撃ち抜きます。

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鷲のような鋭い眼光で負傷した犯人の足を踏みつけるハリー。
狂人というわけではありません。

ダーティという言葉も実は格好いい意味ではなく、汚れ役(人がやりたがらない)という意味のようで、その背中にはどこか哀愁が漂っています。
犯人を射殺した後、バッジを投げ捨ててしまうところにハリーの人間性が垣間見えます。

ハリーを象徴する銃と言えばこれ↓
M29、通称44マグナム
大型の拳銃が高身長でスマートなイーストウッドによく似合います。

 
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