四国八十八ヶ所を逆に回り、亡くなった娘(サヨリ)をあの世から呼び戻そうとする母。
神聖な行為の逆をいくことに、どこか不吉なイメージを抱いてしまいます。
(黄泉の入口を開くとかはあくまで映画の設定で、実際は悪いことではないようです。)
日本のホラー特有の禍々しい展開を期待していたのですが、蓋をあければただの純愛物語。
終盤までは割りとそういった雰囲気や演出が散りばめられていただけに残念。
初見時は物凄い肩透かしを喰った記憶があります。
ヒナコ(同級生)に恋人を寝とられてしまったサヨリ。
「あんたはもう死んでるのよ!」と言われ
「死んだら気持ちも死なんといかんが?」と、土佐弁で反撃。
ついには「おまんらゆるさんぜよ」とヨーヨーを投げつけヒナコと恋人のフミヤを瞬殺。
その後ヨーヨー夕張として悪の組織で活躍するのはまだ先の話‥‥(嘘)。
それはさておき死者を蘇らせたりしては絶対駄目。
ペットセメタリーしかり、まともな状態では蘇生しないのです。
脳が死んでる訳ですからね、理性が保てないのです。
日常の中でそういう人に出会ったら、蘇り人でないか疑う必要がありそうです。
50点