きめる所とふざける所、緩急のバランスが絶妙。
シリアスなシーンでもちょこちょこおふざけを入れてくるんですけど、しらけないんですよね。
この二人がやるとカッコよくてお洒落に見えてしまう。
例によってシリーズを追うごとに盛りつけがくどくなっていきますが、本作は至ってシンプル!
まさにあぶ刑事の原点。
鷹山vs兵藤の港での一騎打ち、ユージと兵藤の撃ち合いからここへ至るまでの流れはBGMを含め最高!
言わずもがな、ランニングショットが流れはじめてからのクライマックス。
アクションがこんなにカッコいい邦画ってそうそうありません。
この映画を初めて見たのは小学生、こんな大人になりたいと真剣に思いました。
カッコいいとはこういう事なんだと、良い指針を与えてくれた映画です。
この映画を当時映画館で観たわたしは、興奮冷めやらぬまま、帰りに玩具屋で組み立て式のスプリングガンを購入(お年玉で)。
劇中で舘さんが使用していたのはS&WM586。
柴田さんはコルトローマン。
しかし何故かわたしが買ったのはワルサーP38。
銃に関してはよく分かってなかったんですね(笑)。