2003年 米
ジャンル・ホラー
監督・マーカス・ニスペル
主演・ジェシカ・ビール
車でメキシコへと向かう道中、ケンパーとその仲間たちは路上を徘徊する一人の少女をピックアップする。
名前を聞かれた少女は「皆死ぬ!」と言い突如車内で拳銃自殺してしまう。
遺体の引き取りに地元の保安官が駆けつけるが‥‥。
ビギニング同様、本作でも保安官の不条理な暴力が冴えわたってます。
地雷踏みまくりでボコボコにされるメガネ君には同情(笑)
個人的に付け入る隙のない良作だと思うのですが、如何せん足を引っ張る人物が約1名。
安っぽい正義感で仲間を窮地に追い込んでいく、自意識過剰で超めんどくさい系のヒロイン、エリン(ケンパーの彼女)。脊髄フックで宙づりになっている仲間を、持ち上げられる筈もないのに中途半端に浮かせては
↑「や、やめろ」↓「ギャー!」↑「やめてくれ!」↓「ギャイン!」と上げたり下げたり。
もはや拷問。
この時のエリンの悲壮感溢れる表情には心底虫唾がはしります。つうか台(ピアノ)使えよ。
絶対助ける気ねぇだろ。
その後も仲間を中途半端に助け出しては、最終的に見殺しにするサイコパターンを繰り返すエリン。
レザーフェイス一家よりヤバい存在です。冒頭で自殺する少女が、股間(パンツ?)から取り出した拳銃を咥えるシーンはちょっとドキドキします。
90点