週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『ゆりかごを揺らす手』他人は他人

1992年 米
ジャンル・サスペンス
監督・カーティス・ハンソン
主演・アナベラ・シオラ


セクハラ治療で訴えられ自殺してしまった医師のモット
妻のペイトンは、夫を訴えたクレア・バートンに復讐(逆恨み)するため、乳母としてバートン家に転がりこむ。

本作を見てつくづく思わされるのは
どんな事情があっても他人を自分の家に住まわせちゃイカてこと。
お国柄なんでしょうけど、見ててイラッとききます。
そんな簡単に他人を信用してはいけません。
日本の石井舞ちゃん行方不明事件を思い出します。

あと子供の世話出来ないなら余計な趣味の方を諦めろよ。
温室作りたいとか植物育てたいとか、子供の世話他人におしつけてまでやることか。

可哀想なのはペイトンの策略により幼児性愛者に仕立て上げられ、バートン家から追い出されてしまった使用人のソロモンです。
信頼を得ていたバートン夫妻から「裏切り者」と言われる辛さ。
ソロモンの気持ちを思うと胸が痛いです。

夫妻のどん感さにはイライラさせられますが、サイコスリラーとしては秀逸です。
ラストのサイコ展開は超好み。
心理戦を含んだクレアとペイトンのキャットファイトも見物。
何よりサイモンの誤解が溶けて本当に良かった(涙)。
ていうか夫何もしてねぇ!
クレアに訴訟を起こすようけしかけただけ(元凶)。


80