週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『死霊館 悪魔のせいなら無罪』有罪でも悪魔のせい?

2021年 米
ジャンル・ホラー
監督・マイケル・チャベス
主演・パトリック・ウィルソン


ブルックフィールドで起こった実際の殺人事件。
容疑者はアーニー・ジョンソン。
事件は悪魔のせいだと主張するウォーレン夫妻ですが、それを証明するためには法定で悪魔の存在を立正しなくてはなりません。
立正できれば無罪できなければ有罪

これは実に興味深い。
当然映画の中で悪魔が出てきて、「ほら、いたでしょ」では話になりません。
かと言って今まで散々と悪魔の実体を描いてきた(ENTAMEとして)死霊館です。
ここにきて悪魔の正体は精神疾患思い込みであるというような手の平返しが通用するわけもありません。それでも今回ばかりはある程度現実的な見せ方が必要になってくるはず。
法廷での立証が必要とあっては。
でもでも〜!そんなの関係ねぇっ!!と言わんばかりのお約束(ENTAME)表現の連発!
当然結果はナ月罪!!
ただ証明できなければ有罪というだけで、かと言って悪魔はいないという証明にはならないのです。
それを見越してのやりたい放題、つまりは死霊館としては端から悪魔を立証するつもりなどなかったというわけですね。
期待した展開とは違いましたが、ある意味この結末には納得させられました。

あとエドロレインの夫婦愛が相変わらず素敵。
まさに理想の夫婦です。

 

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