2022年 米
ジャンル・パニック
監督・スコット・マン
主演・グレイス・キャロライン・カリー
とにもかくにもハンターが馬鹿、とてつもない大馬鹿。
嫌がるベッキーを無理やり地上600mの鉄塔登りに誘ったばかりか、その頂上で一歩間違えれば死ぬかもしれないような自撮りを強要。
殺す気か?!
「あんたならできる」とか「恐怖を乗り越えろ」とか。
これでもしベッキーが死んだら身内にどう説明するのか?おまけに老朽化したハシゴを調子にのってガシャガシャガシャガシャ!
あわやハシゴと共に転落寸前のベッキー。
その際、水とドローンの入ったバックが足場から15m下のアンテナの上に落下。
責任を感じてロープ一本で拾いにいくハンター。
「わたしが落ちてもせいせいするでしょ」って。
けどね、実際この状況で一人になるなんて想像したくもないわけですよ。
どんなに疎ましい相手でも隣にいてほしいと思うもの。
カイジでいうところの鉄骨渡りの心境。
「佐原(ハンター)がそこにいるだけで救われるっ・・・・人間そのものが希望!!」ってやつです。
夫を転落事故で亡くし、すっかり希望を失っていたベッキー。
まさかこんな形で人の温もりを再確認することになろうとは。
しかしこのあと予期せぬ突風に吹かれるハンターであった(嘘)
この手の映画はとにかく自分ならこうすると色々考えるのが醍醐味。
部屋にいるのと600mの高さにいるのとでは、頭の回転も変わってきますけどね。
実際は電柱くらいの高さで撮影してるわけですが、それでも凄い迫力!
手汗ビッショリ!
見る時はおしぼり必携です。