週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

当時遊び尽くした思い出の3DOソフト4選。


今回は3DOのゲームを4つ紹介。
3DOは94年にプレステサターンと共に発売された次世代ゲーム機です。
開発の大元が海外の会社なので、半分以上が洋ゲーでした。
アローンインザダークやりたさに買ったハードですが、当時初めて家庭用ゲーム機で触れた3Dゲームに凄く感動した記憶があります。
そんなわけで・・

 

アローンインザダーク洋ゲー
私立探偵のカーンビーを操り、化け物が巣くう屋敷から脱出する3Dアクション。
PCからの移植、そしてバイオの元祖。
ただし派手な武器もなければ仲間もなし。
女キャラを使っても萌える要素ゼロ。
一言で言うなら硬派

アクションも超シビア・・というかキャラクターが操作し辛い(いつも一歩多い)。
謎解きは既成概念を取り払わないと解けないようなものばかり。
親切心の欠片もないのは当時のゲームの特徴ですが、それゆえにやりがいもありました。

 

ザ・ライフステージ今でもシリーズが続いている「マイホームデザイナー(建築シミュレーションソフト)」の原型。
家の間取りと内装を作り、家具や小物を配置していく。
一般家屋だけでなく、ログハウスや洋館っぽいのも作れます。
たまにいかれたオブジェクトが混ざっていたりと、制作側の遊び心を感じます。
完成した家の中を歩き回ることも可能。
箱庭とはいえ、こんな家に住みたいという願望を形にできるのは素晴らしい。
本機で最も長い時間プレイしたゲーム。

 

Dの食卓
異世界に飛ばされた病院から脱出する3Dアドベンチャー
ムービーの途中でタイミングよくボタンを押すアクションシステムは斬新でした。
謎解きは適当にやってたら偶然クリアできたりして難易度低め。
メインはあくまでムービー。
まさに「見るゲーム」といった感じ。
他に類を見ない『D』の世界観は唯一無二
常に鳴ってるウ”---ンという音が不気味。
アクションメインになった「2」はとっつきやすかったものの、オリジナルの独特な世界観と雰囲気はほぼ無くなってしまいました。

 

オーバードライビン洋ゲー
リアルな車の挙動、低音静かなエンジン音、公道ならではのアップダウン、トンネルや林道に入った時の涼やかな感じとか、とにかく走ってて気持ちがいい
景色も綺麗。
一応ライバル車と競う体にはなってますが、ほぼドライブゲーム(タイムアップがないので)。
パトカーに抜かれると切符を切られてリタイアになります。
インパネは勿論、車によって細かな挙動の違いもあるので、そこに関心のある人ならもう一つ楽しめるかと思います。

 

ちょっと寄り道してしまいましたが、次回は思い出のPC(アダルト)ゲームを紹介して参ります。

『チャイルドプレイ チャッキーの花嫁』ゴムゴムの~、いやプラプラの~(意味不)

1998年 米
ジャンル・ホラー
監督・ロニー・ユー
主演・ジェニファー・ティリー

 

本作からツギハギだらけの最凶顔面と化したチャッキー。
けど首から下は以前のグッドガイ人形のまま。
このアンバランスが最高に可笑しくて可愛いのです。
表情も豊か。
バービー人形と初対面した時の「な、なんじゃこりゃぁ・・っ」といったあんぐり顔がツボ。動きが細やかで、いかにも”生きている”かのように動いてる(動かされてる)チャッキーですが、毎回ぶっ飛ばされるカットになるとただの人形なのが笑えます(スタッフが人形投げて「はい!OK!」とか言われてるの想像すると余計に)。

清楚で可憐な花嫁衣装のバービーも、ティファニー(チャッキーの恋人)が乗り移ればこの通り↓
「なんてことしてくれたのよ!」と言いつつ、チャッキーと同様になれたことにまんざらでもないというか(笑)。
とにもかくにも二人のやり取りが微笑ましい。
ティファニーゴムつけてないの?!」と言われ、「俺を見ろ。全身ゴムだ」は最高。「プラスチックかと思ってたわ」ってのがまた(ゴムにしちゃ硬いって・・ど下ネタですやん)。
本作で相棒ができたことで、よりチャッキーの魅力が増したように思えます。

 

100
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『X』私を見て・・今でも凄いのよ・・って何が?

2022年 米
ジャンル・ホラー
監督・タイ・ウェスト
主演・ミア・ゴス

 

テキサスの農場サイコキラー礼儀知らずの若者達、・・そこはかとなく漂う悪魔のいけにえ感。
ただ本作に登場する殺人鬼は屈強な大男ではなく、ひ弱?な老夫婦。

老いてもなお、若かりし日の「美と才能」を捨てられないパール(老婦人)。
「わたしらしくない人生なんて認めない」が口癖のヒロイン(マキシーン)とどこか共通しています。

ちなみに主演のミアはマキシーンとパールの一人二役
23年公開の「パール」で、若かりし日のパールを演じています。
この二人が対峙する結末になっていくのは、必然(宿命?)なのです。

本作では殺人鬼が老人ということもあって、殺害方法は全て不意打ち。
絶望感や緊迫感は皆無です。

湖を泳ぐマキシーンの背後から、ワニが物音一つ立てず近づいてくる空撮シーンにはかなりドキドキさせられました。
これは「サイコ」の階段と廊下のシーン(観客にだけ分かる視点で、殺人鬼が画面端から飛び出してくるやつ)のオマージュなのではないでしょうか?

ちなみに本作で一番怖いと思ったのは、パールが年甲斐もなく亭主に性交をせがんでくるシーンです。
心臓の弱さを理由に拒否る亭主に「大丈夫よ」って・・ひっ。

 

70
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『真夜中の処刑ゲーム』有能なスナイパー

1982年 加
ジャンル・アクション
監督・ポール・ドノバン
主演・トム・ナディーニ

 

警察はストに付きっきりで街はほぼ無法地帯。
オカマバーを襲っていた自警団気取りのグースとその一味は、隙をみて逃げ出した男(客)を追ってあるアパートの一室を訪れる。
アパートの住人であるホレイショは、男を匿おうとするが・・。

ホレイショの部屋が隣人のチェスターの部屋と隠し扉で繋がっているのは良し悪し。
グースたちの裏をかいて戦いを有利に進めているのは良いのですが、そのせいでお互いずっとこそこそやってて展開が地味。
あとほとんど暗所シーンなので目が疲れます。

個人的にオープニングの人物紹介部分と、バーの襲撃シーンが一番面白かったです。
ホレイショが盗難車と知らずに窃盗団を手伝ってしまうくだりと、グースが嫁の手作りサンドにケチをつけながらも何だかんだ一口食べるくだり(グースの小物感がちょっと可愛い)。
バーの襲撃シーンは衝撃だったので内容は伏せておきます。
何はともあれ本編部分が一番つまらなかったかな・・と。

ラストのやつですが、あれはやっぱりグースの一味に警官がいたってことなんでしょうね。
どうりで悪党にしては有能だったわけです。

 

60

『ディセント』最強の二人

2005年 英
ジャンル・ホラー
監督・ニール・マーシャル
主演・シャウナ・マクドナルド


数少ない洞窟系ホラーで、最もヒットした作品ではないでしょうか。
登場人物が全員というのは珍しいですが、本編を見れば男は不要であったことが良く分かります。

ヒロインのサラと友人のジュノエイリアン2でいうところのリプリーバスクエスです(ヒロインが冒頭で娘を失うところも似ています)。

化け物と取っ組み合いになっても全く怯むことのない二人。
指で眼球ブチュ!ピッケルで頭ドーン!
化け物も怖いですがこの二人も相当です。そして何より怖いのが洞窟の閉塞感
身をよじって進まなければならないような狭い穴とか、絶対に入りたくありません。
いつ何のきっかけで崩落するとも限らない・・。
その辺の怖さが上手く再現されているのもポイントです。

続編も面白いです。
化け物の正体はそっちで明らかになっていくので、合わせて見るのがお勧め。

※同タイトルのパクリ作品が多いので鑑賞の際はご注意を。

 

90
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坊さんや葬儀屋に払う大金は無駄

人のという避けられないものに便乗し、何かと金を摂ろうとする
しかもその金額は数万数十万と冷静に考えればありえない金額です。
法事で坊さんを呼べはお経代は勿論交通費や食事代までお渡しするのがマナーとか(笑)

しかし現代人の大半は無宗教であり、単にそうするのが常識だと思い込んでいる人ばかりです。
実際お寺にいくら金を使っても供養になることなど何もなく、坊さんの懐が暖かくなるだけです。
もし本当に死後、魂として現世に何かしら想いを馳せることができるのなら、自分は間違いなくこう言ってやります。
「おい!そんな糞坊主に金を払うな!その金で旅行にでも行け!好きな物を買え!美味しいものを食え」と。
それで家族の笑顔が見れれば本望です。
葬儀屋と寺に大金を使い、買いたい物も買わず我慢している姿を見て、どうして成仏などできようものか。

こち亀両さんも言ってます。
死んだ人より生きている人の事を大切にしろと。

葬儀の大きさも結婚式と同じで見栄でしかありません。
直葬だと貧乏人、非常識、非情な人間だと思われるとか。
結局死者への弔いの念よりも、自分の世間体を気にしているのです。

『バトルロワイアル』仁義なきBR法

2000年 日
ジャンル・アクション
監督・深作欣二
主演・藤原竜也

 

少年少女を無人島に集め、最後の一人になるまで殺し合いをさせるBR法(新世紀教育改革法)。
制限時間内に一人以上残っていたり、島から逃げ出せば首輪が爆発。

国家が崩壊した後とはいえ、流石にこんな悪ふざけはないです。
これはワンシチュエーション映画として鑑賞すべき。
突如殺し合いを命じられた人間はいかなる行動をとるのか?

殺しあうことを悲観し自殺する者。
殺されるくらいならと殺す側に回る者。
仲間と日常を過ごし現実逃避する者。

逃げ回ってる間に、自分以外の全員が殺し合って全滅してくれればハッピーエンドですが(オイオイ)。
ただ制限時間があるので、成り行きに全てを任せられません。

本作の華?!であるJCバトル
銃を乱射するJCが全員アウトローに見えてしまうのは、間違いなく作監督のせいです

全編に渡りヴェルディレクイエムが使われてますが、これが仁義なき戦いのテーマ曲だとしても全く違和感がない気がします。女子に比べ男子は草食系ばかり。
これはまぁ仕方ないですね。
こんな無法地帯に肉食系の中坊男子がいたら、ヒャッハーってことになりかねません。
(15R指定どころでなくなります)。
桐山サイコなのでおいといて・・。

 

100
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