週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『NY心霊捜査官』心霊とは・・?

2014年 米
ジャンル・ホラー
監督・スコット・デリクソン
主演・エリック・バナ

 

動物園で我が子をライオンの柵に放り込む事件が発生。
キーサ刑事は事件を調査していくうちに、動物園の壁に描かれた謎のラテン文字に辿り着く。

うーーーーん・・捜査っていうから、能力とか使ってもっとリアルな事件を解決していく話だと思っていたのですが・・。
行方不明者を探すとか殺人事件を解決するとか。

結局悪魔祓いですか(パッケージ見て怪しいとは思ってたけど)。
自分の勘違いとはいえ、ちょっと期待していた分、残念な映画という印象に終わりました。
たしかに心霊とは科学で説明できない不可解なものを示し、それには霊も悪魔も含まれてはいます。
ただ日本で心霊現象といえば幽霊の仕業と考えるのが一般的ですから。


ちなみに原題は「Deliver Us from Evil」”我らを悪から救いたまえ”。
いかにも悪魔祓いの時神父が口にしそうな言葉です。
原題の確認も重要ですね。
ってタイトルのことしか触れてないな・・(汗)。

 

30

『チャイルドプレイ チャッキーの花嫁』ゴムゴムの~、いやプラプラの~(意味不)

1998年 米
ジャンル・ホラー
監督・ロニー・ユー
主演・ジェニファー・ティリー

 

本作からツギハギだらけの最凶顔面と化したチャッキー。
けど首から下は以前のグッドガイ人形のまま。
このアンバランスが最高に可笑しくて可愛いのです。
表情も豊か。
バービー人形と初対面した時の「な、なんじゃこりゃぁ・・っ」といったあんぐり顔がツボ。動きが細やかで、いかにも”生きている”かのように動いてる(動かされてる)チャッキーですが、毎回ぶっ飛ばされるカットになるとただの人形なのが笑えます(スタッフが人形投げて「はい!OK!」とか言われてるの想像すると余計に)。

清楚で可憐な花嫁衣装のバービーも、ティファニー(チャッキーの恋人)が乗り移ればこの通り↓
「なんてことしてくれたのよ!」と言いつつ、チャッキーと同様になれたことにまんざらでもないというか(笑)。
とにもかくにも二人のやり取りが微笑ましい。
ティファニーゴムつけてないの?!」と言われ、「俺を見ろ。全身ゴムだ」は最高。「プラスチックかと思ってたわ」ってのがまた(ゴムにしちゃ硬いって・・ど下ネタですやん)。
本作で相棒ができたことで、よりチャッキーの魅力が増したように思えます。

 

100
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『X』私を見て・・今でも凄いのよ・・って何が?

2022年 米
ジャンル・ホラー
監督・タイ・ウェスト
主演・ミア・ゴス

 

テキサスの農場サイコキラー礼儀知らずの若者達、・・そこはかとなく漂う悪魔のいけにえ感。
ただ本作に登場する殺人鬼は屈強な大男ではなく、ひ弱?な老夫婦。

老いてもなお、若かりし日の「美と才能」を捨てられないパール(老婦人)。
「わたしらしくない人生なんて認めない」が口癖のヒロイン(マキシーン)とどこか共通しています。

ちなみに主演のミアはマキシーンとパールの一人二役
23年公開の「パール」で、若かりし日のパールを演じています。
この二人が対峙する結末になっていくのは、必然(宿命?)なのです。

本作では殺人鬼が老人ということもあって、殺害方法は全て不意打ち。
絶望感や緊迫感は皆無です。

湖を泳ぐマキシーンの背後から、ワニが物音一つ立てず近づいてくる空撮シーンにはかなりドキドキさせられました。
これは「サイコ」の階段と廊下のシーン(観客にだけ分かる視点で、殺人鬼が画面端から飛び出してくるやつ)のオマージュなのではないでしょうか?

ちなみに本作で一番怖いと思ったのは、パールが年甲斐もなく亭主に性交をせがんでくるシーンです。
心臓の弱さを理由に拒否る亭主に「大丈夫よ」って・・ひっ。

 

70
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『真夜中の処刑ゲーム』有能なスナイパー

1982年 加
ジャンル・アクション
監督・ポール・ドノバン
主演・トム・ナディーニ

 

警察はストに付きっきりで街はほぼ無法地帯。
オカマバーを襲っていた自警団気取りのグースとその一味は、隙をみて逃げ出した男(客)を追ってあるアパートの一室を訪れる。
アパートの住人であるホレイショは、男を匿おうとするが・・。

ホレイショの部屋が隣人のチェスターの部屋と隠し扉で繋がっているのは良し悪し。
グースたちの裏をかいて戦いを有利に進めているのは良いのですが、そのせいでお互いずっとこそこそやってて展開が地味。
あとほとんど暗所シーンなので目が疲れます。

個人的にオープニングの人物紹介部分と、バーの襲撃シーンが一番面白かったです。
ホレイショが盗難車と知らずに窃盗団を手伝ってしまうくだりと、グースが嫁の手作りサンドにケチをつけながらも何だかんだ一口食べるくだり(グースの小物感がちょっと可愛い)。
バーの襲撃シーンは衝撃だったので内容は伏せておきます。
何はともあれ本編部分が一番つまらなかったかな・・と。

ラストのやつですが、あれはやっぱりグースの一味に警官がいたってことなんでしょうね。
どうりで悪党にしては有能だったわけです。

 

60

『ディセント』最強の二人

2005年 英
ジャンル・ホラー
監督・ニール・マーシャル
主演・シャウナ・マクドナルド


数少ない洞窟系ホラーで、最もヒットした作品ではないでしょうか。
登場人物が全員というのは珍しいですが、本編を見れば男は不要であったことが良く分かります。

ヒロインのサラと友人のジュノエイリアン2でいうところのリプリーバスクエスです(ヒロインが冒頭で娘を失うところも似ています)。

化け物と取っ組み合いになっても全く怯むことのない二人。
指で眼球ブチュ!ピッケルで頭ドーン!
化け物も怖いですがこの二人も相当です。そして何より怖いのが洞窟の閉塞感
身をよじって進まなければならないような狭い穴とか、絶対に入りたくありません。
いつ何のきっかけで崩落するとも限らない・・。
その辺の怖さが上手く再現されているのもポイントです。

続編も面白いです。
化け物の正体はそっちで明らかになっていくので、合わせて見るのがお勧め。

※同タイトルのパクリ作品が多いので鑑賞の際はご注意を。

 

90
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『バトルロワイアル』仁義なきBR法

2000年 日
ジャンル・アクション
監督・深作欣二
主演・藤原竜也

 

少年少女を無人島に集め、最後の一人になるまで殺し合いをさせるBR法(新世紀教育改革法)。
制限時間内に一人以上残っていたり、島から逃げ出せば首輪が爆発。

国家が崩壊した後とはいえ、流石にこんな悪ふざけはないです。
これはワンシチュエーション映画として鑑賞すべき。
突如殺し合いを命じられた人間はいかなる行動をとるのか?

殺しあうことを悲観し自殺する者。
殺されるくらいならと殺す側に回る者。
仲間と日常を過ごし現実逃避する者。

逃げ回ってる間に、自分以外の全員が殺し合って全滅してくれればハッピーエンドですが(オイオイ)。
ただ制限時間があるので、成り行きに全てを任せられません。

本作の華?!であるJCバトル
銃を乱射するJCが全員アウトローに見えてしまうのは、間違いなく作監督のせいです

全編に渡りヴェルディレクイエムが使われてますが、これが仁義なき戦いのテーマ曲だとしても全く違和感がない気がします。女子に比べ男子は草食系ばかり。
これはまぁ仕方ないですね。
こんな無法地帯に肉食系の中坊男子がいたら、ヒャッハーってことになりかねません。
(15R指定どころでなくなります)。
桐山サイコなのでおいといて・・。

 

100
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『ビバリーヒルズコップ』よいこは真似しちゃ駄目!

1985年 米
ジャンル・アクション
監督・マーティン・ブレスト
主演・エディー・マーフィー

 

殺された親友の仇を打つため、デトロイトの刑事アクセルが単身ビバリーヒルへと乗り込む。

地元がデトロイトならデトロイトコップなのでは?とツッコミたくなりますが、主役はビバリーヒルズの刑事達でもあるのです。
ビバリーヒルズの堅物刑事達が、徐々にイケイケのアクセルに感化されていく過程が見どころ。
ていうかエディマーフィー主演の映画ってほとんどこのパターンですよね。
それだけエディが魅力的だということですね。

アクセルの武器はとにかく口の上手さと頭の回転の速さ。
ただそこに嫌味や悪意が全く?ないので、自然と引き込まれてしまうのです。
しかもこの笑顔。バナナの使い方も上手い。
人を転ばせるだけでなく、車も足止めできるとは(笑)。
よいこは真似しちゃだめよ。

80年代ビバリーヒルズの陽気な街並みも良いですね。

 

80
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