2014年 日
ジャンル・サスペンス
監督・中田秀夫
主演・藤原達也
他人を自在に操れる能力を持つ●也。
「俺は何のために生きている?」と、己が倫理と戦う素振りを見せながらも、結局やりたい放題。
自分の思い通りに動かせる世界を「俺の世界」と言っていることからも、●也が自分本意で協調性のない人間だと分かります。
「俺は何のために生きている?」と、己が倫理と戦う素振りを見せながらも、結局やりたい放題。
自分の思い通りに動かせる世界を「俺の世界」と言っていることからも、●也が自分本意で協調性のない人間だと分かります。
自分を「俺は化け物じゃない!」と否定していますが、力に頼り外道を歩み続けてきた●也は、正真正銘化け物です。
他者との共存を選んでいれば、力の有無とは関係なく人間でいられたはず。
他者との共存を選んでいれば、力の有無とは関係なく人間でいられたはず。
●也目線からの葛藤と、誰もがこうなってしまう可能性を示唆する演出に、少々苛立ちをおぼえてしまいます。
ただ山田孝之(唯一力が通じない男)のギャグ体質設定のおかげで、上手く調和された感じ。
最後は●也が警官に撃たれて、「なんでだよ?!」と不条理を説いてくれれば完璧だったのですが(コメディとして)
常時プルプルしてる藤竜もなんか笑える。
母親が少年期の●也に「これ読んでなさい」と買い与えていたのがAKIRAというのは中々感慨深い(いやだからこんなの読ませるから・・)。
60点