アコギはリズム楽器

十数年アコギで弾き語りをやっていると、どうしても癖がついてきます。

意図的に緩急を出すのは弾き語りの旨みとも言えるのですが、それを長年続けているとリズム感覚が依れてきます。

最近はメトロノームを使って練習しています。

アコギは打楽器です。
上手く聞こえるかどうかは、弦がしっかり押さえられているかどうかより、正確なリズムが刻めているかどうかが重要です。
左手より右手が要だと言われる所以です。

 

『ザ・プール』プールの中心で愛を叫ぶ

2018年 泰
ジャンル・スリラー
監督・ピング・ランプラプレング
主演・ティラデート・ウォンプアパン

「プールの水を抜いたぞ、早く上がれよ」と言われたのにそのまま浮きボードで居眠り。
気がついたら上がれない程水位が下がっていて大ピンチ！
主人公は必死に足掻きますが全て空回り。
おまけに動物園から逃げ出したワニがプールへドボン。
このタイミングで？？！
産卵しました。
このタイミングで！？
主人公の貴重なたんぱく質となりました(ワニ激怒💢)。
体力少なくなってくると現れる回復アイテムかっつぅの。

他にも罠(使えば大怪我)や武器(鉄パイプ)、彼女も落ちてきます。

彼女は落ちるさいに後頭部強打で意識不明。
そういや寝落ちする前に友人がプールにビニールテープを投げ捨ていた？！
あれで頭の傷を塞げるぞ！
えーとテープはっと・・何故かワニの口の中？！
んーーっ なんでやねん！
そして肝心の鉄パイプはスルー。
んーーっ なんでやねん！なんでやねーん！
とにもかくにも起こる事為す事リアリティが無さすぎます。
もはやギャグ漫画の領域、突っ込みどころ満載です。
ワニはCGですが結構頑張ってます。

評価：70点

『女と女と井戸の中』繊細で残酷な笑い話

1997年 豪
ジャンル・スリラー
監督・サマンサ・ラング
主演・パメラ・レイブ

大牧場の一人娘であるヘスターは、使用人として雇った少女、キャスリンに恋をしてしまう。
地主である父が失くなり、膨大な遺産を手にしたヘスターは、お金でキャスリンを誘惑しようとする。

この映画を一言で言うなら、

女同士であるが故に確かな繋がりも持てず、ただ一方的に相手を好きになり、上部だけの信頼関係を築いた悲惨な、いや、滑稽な女の末路、というところでしょうか？

見ようによっては喜劇です。

キャスリンは今まで見た映画の中でも5本の指に入るクソビッチ。
ヘスターが運転している車の助手席に座り、ヘスターに買ってもらったブーツを履いた足を、フロントガラスに投げ出す女です。

わたしがヘスターだったら、この瞬間車を止めて引き摺り降ろしてますよ。

挙げく無免許で車を運転させ、案の定人を跳ね殺してしまいます。

そしてキャスリンを庇うため死体を井戸に・・・(二人共呪われろ、貞子に)

 

救いも同情もない話です。

最後に残ったのは、キャスリンに対する果てしない憎悪のみ。

顔も怖いし。

 

キャッチコピーに「これは繊細で残酷なおとぎ話です」とありますが、こんな夢も希望もロマンスの欠片もないおとぎ話があってたまるかと。

ただ悲しいかな、こういう話好きなんです。

死体を井戸に落としてから、微妙にホラーな展開を見せるのも面白いです。

 

評価：80点

５０肩の懸垂②

五十肩と診断されてから二か月経過しました。
腕立てやダンベルにも若干支障はありますが、概ね以前通りの筋トレメニューをこなせています。

思い通りにいかないのはやはり懸垂⇓
とにかく肩が上がらないです！
日々のストレッチである程度まで上がるようにはなったのですが、そこからどうにも上がりません。

なんとか顎をバーまで引き上げられるようになりましたが、これは筋力が戻ってきたというより、ストレッチで若干肩の可動域が広がったためだと思います。
それでも回数は８～９回が限界です。
しっかり腕を伸ばしきれていないと、鍛えたい部分に効きません。
今だとクリフも全然移動できない状態です（悲）

かまいたちの山内氏が、3年間四十肩（だろう）と診断されていた肩を最近になって手術する事になった事がニュースになっていました。
肩の権威に診てもらったところ、健が切れている事が発覚したそうで。

それまでの医者は何なのって？
レントゲンやMRIで見ても分からないって、特定の条件でのみ姿を見せる奇病ウイルスでもあるまいに。
わたしも不安になってきました。
痛みはMAXの時より楽にはなりましたが、まだまだ痛いですし。

『パラドクス』永遠に繰り返される無意味な日常。

2014年 墨
ジャンル・スリラー
監督・イサーク・エスバン
主演・マルコ・ダニエル

パラドックスとはー正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われるー

延々とループし続ける世界A。
ある事が切っ掛けで世界Bへと移行していきます。
そしてまた同様の切っ掛けから世界Cへと。

一見出口のようで、実はそこは別の世界の入り口になっているという仕組み。
果たしてこの世界から抜け出す術はあるのか？

難しい事はさておいて、延々ループする世界で限られた登場人物達がどのようにして生きていくのか？を客観的に楽しむのがメイン。

ネタばらし？を見た後も、今一釈然としません。
明確な答えが出ないからこそのパラドクスでもあります。

ただ世界AもBも景色が違うだけで状況がほぼ同じ。
何か事件が起きるでもない、正直退屈です。
それだけでなく、変わらない状況の中、変わらない生活を送り、ただただ老いていくだけの人間の姿に嫌悪感すらおぼえます。

食料が無料で永久供給されるという設定は駄目ですね。
人間らしさを失っています。
むしろそれが狙い（見せたい部分）だったのだとすれば、結構嫌な映画ですね。

評価：50点

 

『死霊のはらわた2』イカスぜ！

1987年 米
ジャンル・ホラー
監督・サム・ライミ
主演・ブルースキャンベル

 

人気のない山小屋で、死霊にとりつかれてしまったリンダ。
恋人であるリンダを、自らの手で葬る事になってしまったアッシュであったが、今度は自分の右手を乗っ取られてしまう。

 

この映画の肝となる、ブルースキャンベルの一人芝居。

切り落とした自分の右手と七転八倒。

挑発しながらこそこそ逃げ回る右手がネズミ捕りで自爆したり(トムとジェリー？)、

一つ間違えばコントになってしまうところですが、まさに狂気と紙一重、醒めない夢、スレスレの所でホラーなんです。

あからさまなギャグは嫌いだけど、怖いのは苦手という方にお勧め。

片手にチェーンソー、心に花束、唇に切り傷、背中にショットガンをアア～アア～♪と歌わんばかりの出で立ちのアッシュ。
さながら特撮ヒーローです。
イ カ ス ぜ ！
このスタイルがヒットしたことにより、2015年に海外連続ドラマも作られています。

 

独特なカメラワークと効果音、死霊の造形と動き、全てが個性的で唯一無二。

サムライミ監督のブランドを世に知らしめた傑作。

 

 

評価：100点

正論を伝えるには

正論を叩きつけるのは簡単です。

しかし大概自己満足に終わってしまいます。

分かりきっている事だけに、それを素直に聞き入れてくれる人は少ないはず。

言った方もボキャブラリーの無さを露呈するだけ損をしているのです。

 

例えば友人と一緒に屋外で食べようと思って買ってきたコンビニ弁当に箸が付いてなかったとして、友人に「箸くらいカバンとか車に積んどけよ。もしもって時があるだろ」と言われたらカチンときますよね。

 

ただその後に、友人がカバンから割り箸セットを取り出し、「これ車に積んどけ」って差し出されたら、素直に正論を受け入れられるのではないでしょうか？

 

相手を本当に窘(たしな)めたいのであれば、正論だけでは効果を望めません。

プラスアルファが必要です。

飴と鞭とはまた違った発想です。