1985年 伊
ジャンル・ホラー
監督・ダリオ・アルジェント
主演・ジェニファー・コネリー
虫と交信できる少女ジェニファーが、転校してきたばかりの学園で猟奇的な殺人事件に巻き込まれる。
終盤の肝と言える蛆虫のたかった死体プールに落とされるジェニファー。
本物ではないとは思いますが、そのおぞましさときら一度見れば忘れられません。
このシーンまでおよそエグイシーンもなく、特殊能力を持つ美少女の学園ミステリーという雰囲気であっただけに、そのインパクトは絶大です。
サスペリアと共にアルジェントによる美少女虐待シリーズとうたわれている本作ではありますが、これは相当な物です。
ちにみに序盤で首チョンパされる少女は監督の娘さんです。
映画の中でジェニファーが「父親の出演している映画は15回は見せられるわ」と言っていることから、監督も娘にこの映画を何度も見せているのではと想像してしまいます。
微笑ましい限りですね。おおよそ不釣り合いともとれるシーンで流れるやたらロッキーな曲。
このセンスを受け入れられないと、正直変な映画という印象が残ってしまうかもしれません。
監督の独特のセンス、変態性が伺える実に良い映画です。
100点