週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『オーメン』憶測と妄想が止まりません

f:id:guiter8888:20220318192932p:plain1976年 米
ジャンル・アクション
監督・リチャード・ドナー
主演・グレゴリー・ペック

 
 
死産した子供の変わりに協会から養子(ダミアン)を授かることになったソーン夫婦。
ダミアンが5歳になった誕生日、乳母が謎の言葉を残して自殺する。
エクソシスト」と双璧をなす、悪魔系映画のスタンダード。
 
劇中に起こる怪奇現象に関しては、あくまでエンターテイメントであって、物語からは切り離して見るべきだと思います。
神父の異常な言動はモルヒネの過剰摂取により幻覚を見ていただけ、ダミアンの頭の数字は恐らく生まれた時につけられたもの(憶測)
乳母と神父は悪魔崇拝における教団の一味で、ダミアンを悪魔の子として祭り上げようとしていたのです(妄想)

f:id:guiter8888:20220318192947p:plainダミアンの母親の墓を開けると犬の骨があるのですが、これを素直にダミアンは犬から生まれたと考えるのは無理がある気がします(すり替えられたと考えるのが自然・・ですよね?)。
この映画も「エクソシスト同様、根底では悪魔の存在を否定しつつ、さも悪魔(ダミアン)の仕業のように見せかけるのが狙いであり醍醐味だと思うのです。
実際ダミアンが人外的な力を使う場面はありません。
悪魔を信じている嫁さんには猛反発されるのですが(汗)
ただやはり悪魔を完全に肯定した見方をするのは、この映画の本懐ではない気がします。

悪魔映画にしては登場人物の死に様がどれも素晴らしい、いや凄まじい。
特にカメラマンの首チョンパは、あらゆる首チョンパ映画の中でも3本の指に入る美しさ。
切り飛ばされて回転する頭部、砕け散るガラス、この一連のスローモーションには芸術すら感じます。
 
 
80
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