劇中に起こる怪奇現象に関しては、あくまでエンターテイメントであって、物語からは切り離して見るべきだと思います。
神父の異常な言動はモルヒネの過剰摂取により幻覚を見ていただけ、ダミアンの頭の数字は恐らく生まれた時につけられたもの(憶測)。
乳母と神父は悪魔崇拝における教団の一味で、ダミアンを悪魔の子として祭り上げようとしていたのです(妄想)。
乳母と神父は悪魔崇拝における教団の一味で、ダミアンを悪魔の子として祭り上げようとしていたのです(妄想)。
ダミアンの母親の墓を開けると犬の骨があるのですが、これを素直にダミアンは犬から生まれたと考えるのは無理があります(すり替えられたと考えるのが自然・・ですよね?)。
この映画も「エクソシスト」同様、根底では悪魔の存在を否定しつつ、さも悪魔(ダミアン)の仕業のように見せかけるのが狙いです。
実際ダミアンが人外的な力を使う場面はありません。
悪魔を信じている嫁さんには猛反発されるのですが(汗)
ただやはり悪魔を完全に肯定した見方をするのは、この映画の本懐ではない気がします。
切り飛ばされて回転する頭部、砕け散るガラス、この一連のスローモーションには芸術すら感じます。
80点
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