『電車男』エルメスこｙ

2チャンネルの書き込みを元に作られた恋愛小説を映画化。

恋に不器用な電車男をネットの住人達がサポートしていく。

電車男は普通のオタク、エルメスはセレブ、住む世界が違い過ぎます。
電車男の方は初めての異性との交遊に舞い上がってますが、そのまま付き合っていけばいずれ価値観や趣味趣向の違いに気付き、息苦しくなってくると思うのです。

エルメスは良く言えばその違いを楽しんでいるように見えますが、悪く言えば尻に敷こうという悪女感が透けて見えます。
最後のキスシーンなどは、小動物を補食しようとするエイリアンにすら見えてきます。
何ならエルメスという名前もブランドではなく異星人っぽく思えてきたり。
エルメス萌えーじゃなく、エルメス怖えーです。

のっけからブランド品を送りつけてくるのも鼻につきます。
それを「体したものではない」という感覚が、既に色々ヤバいのです。
さすが女性が脚色しているだけあります。
女性からすれば、気になっている人からブランド品をプレゼントされて、それを「体したものではない」なんて言われればときめかざるを得ないですよね。
しかしこれが男女逆となると・・・。

ウブな電車男を応援したくなる気持ちも分かりますが、これは相手が悪い。

個人的に一番好きなシーンは、オタク3人組の妄想シーンです。
プラトーンのオマージュにははげしくワロタ。

50点