1987年 米
ジャンル・スリラー
監督・エイドリアン・ライン
主演・グレン・クローズ
会社の食事会で知り合ったダンとアレックス。
互いに惹かれ合い、”一夜限り”を楽しんでしまう。
その後もダンに付き纏うアレックスであったが、拒絶されることで次第に憎悪を抱くようになる。
ドロドロした不倫ドラマからやや猟奇的なサスペンスに変わっていくのが面白いです。ラストに至ってはホラー。
アレックスのメンヘラキチガイっぷりばかりが目だってますが、その元凶を生んだのは他ならぬダンです。
アレックスに妊娠を告げられ当然のように中絶を迫る無神経さ。
ダンに妻子があるのを知りながら関係を迫ったアレックスも同罪ですが、とち狂うのも分かる気がします。
可哀想なのはダンの妻です。
子供がいなければ慰謝料ぶんどって即さよならですが、子供のためにこんな夫でも許さなければらない。
ダンが不倫を正直に打ち明けただけマシとも思えますが、実際は自分が救われたいというエゴしかありません。
それがどれ程妻を傷つけることになるか・・。
ダンとしてはアレックスの家で格闘になった時に(この時点ではまだ不倫がバレてない)、アレックスを殺して遺体処分しておけば良かったのです。
そして一生十字架を背負いながら良き夫を演じ続ける・・それが妻子のためにできる最善です(怖)。台所のシンクで水かけプレイ、駅弁スタイルのままベッドになだれ込むシーンを当時真似した不倫カップルが続出したとかしないとかすんなとか。
80点
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