テレビドラマ「とんぼ」の世界観を承継したヤクザ映画。
服役と同時に親権を失った父(勇次)と息子(蓮)の絆を描く。
当時(中坊)この映画にどれだけ影響を受けたことか。
結婚を約束した彼女を拉致られ、ボコボコにされながらも相手を徴発しまくる哀川翔。
今見ると馬鹿としか思えないのですが、未だにこういう男の美学?みたいなものをを持ち続けている自分がいます。勇次が蓮を乗せたジープで波打ち際を走るシーンを見ると、自然と涙が溢れてしまいます。
当時既に父親のいなかった自分と、所々リンクする場面があるのです。
挿入歌の♪シェリーも曲単体で聞くとそうでもないのですが、このシーンで流れると本当胸に染み渡ります。
最後の抱擁もベタですがやっぱり(泣)
北野タケシの哀しい気分でジョーク、武田鉄矢の刑事物語2、そして本作は自分にとって泣ける邦画トップ3です。
監督は今年逝去された黒土三男。
家族ゲームもとんぼも好きでした。
100点
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