週一映画館

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映画のレビューと音楽活動、筋トレブログです。

『キャットピープル』フェロモンムンムン猫娘

1982年 米
ジャンル・ホラー
監督・ポール・シュレイダー
主演・ナスターシャ・キンスキー

 
人間とセックスをするとになってしまう猫人間の末裔、アリーナ豹になることを恐れながらも恋人の欲求に身をゆだねてしまう。
もとの姿に戻るには、人間を殺さなければなりません。
果たして二人の愛の結末や如何に?
ラストは本当に切なく、胸がキュッとなります。
ホラーというよりラブロマンスですね。
 
太古の昔から密かに繁栄してきた猫人間の生態にも、どこかロマンを感じてしまいます。
ようは近親相姦一族なのですが、それが人間と共存していくための手段であった事は感慨深いです。

グロシーンは控え目ですが、豹に変態する過程の特殊メイクは中々見物です。

アリーナ役のナスターシャは、ボーイッシュで笑顔がキュート。
体つきも筋肉質で、しなやかな豹のフォルムを彷彿とさせます。
微乳ながらも服の上から乳首(の突起)がはっきり見えているのがエロい。
釣りをしている時のゴム長とホットパンツの組み合わせも、フェチ心をくすぐります。

 
80
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『めぐみ 引き裂かれた家族の30年』

2006年 米
ジャンル・ドキュメンタリー
監督・クリス・シェリダン

 
 
北朝鮮による拉致被害にあった家族にスポットを当てたドキュメンタリー映画
 
これだけ一方的な悪事を働かれているにも関わらず、北朝鮮に行って適当にお茶を濁され、あまつさえ敵国への支援を約束して帰国した小泉さん。
アメリカ人(監督)の目にはどう映るのでしょうか?
 
家族にスポットを当てているため仕方ないのですが、内容はほぼ日本のメディアの焼き増しです。
日本人としては、もう少しグローバル視点の物を見たかったところ。
 
工作員が語る、めぐみさんを拉致した人物の話は中々興味深いです。

2006年の作品ですが、この作品は過去の物ではありません。
北朝鮮による拉致という、今も続いている物語なのです。
映画としての評価は難しいですが、問題を風化させないためにもより多くの人に見てもらいたい作品です。

 

0

『ミクロの決死圏』お~ここが○○かぁ~


1966年 米
ジャンル・SF
監督・リチャード・フライシャー
主演・スティーブン・ボイド

 

潜水艇ごとミクロ化した人間が、患者の血液中に入り内部から外科手術を行う。
明らかなファンタジー設定ではあるものの、施術にレーザーを使う等、現代の医療に発展したものもあり侮れません。

人物紹介もほどほどに、さっさと本題(体内)へ入っていくのがいいですね。
およそその映像がメインの映画ではあるものの、そこはまぁ古い映画ですので期待は出来ません。
逆に今となっては、そのチープさを楽しむべきジャンルとも言えます。

小難しい専門知識も必要なく、常識範囲の医学知識があれば楽しめます。
血液から入って目から出られるというのは予想外でしたが(目から鱗ならぬ目から人?)。

ドラえもんの道具に、人体へ潜れる潜水艇があるのですが、宝石を飲み込んでしまったしずかちゃんの体内へ入っていくという、とんでもやらしい話でしたね。
潜水艇の位置を探るセンサーのような物も、峰不二子をこちょこちょするマシンに見えてしまうのですが?
これで患者がおっさんではなく若い女性であった場合、結構なピンク映画になっていた可能性を感じます。

60

『ザ・ロッキーホラーショー』SF、ロック、バイセクシャル!!

1975年 英米
ジャンル・ミュージカル
監督・ジム・シャーマン
主演・ティム・カリー

 
 
不条理と狂気、そしてブラックユーモアにあらゆるサブカルエッセンスを交えて作られた、カルトミュージカルの頂点。

自らが作った人造マッチョに恋をしつつ、城を訪ねてきた新婚カップルをも襲う、とことん性にアグレッシブなバイセクシャルフランク
その性別を超えた容姿と独特な威圧感はある意味ホラー。
一貫してたがのはずれたキャラクターは魅力的ですらあります。

その他クレイジーキャラのオンパレード。
終始呆気にとられるばかりで、視聴者は完全に茅の外。
ストーリーも支離滅裂で幼稚。

ただし好きな人にはどこまでも突き刺さり、茅の外どころか自らが登場人物達になりきり、映画の中へ身を投げこんでしまうほど。
中毒性が高く、見るほどに味が出る映画。

人はもとより、あらゆるメディアにも影響を与えたと思われます。
フレディマーキュリーの初期のスタイルにも、フランクの名残が見られます。

監督自らが歌うテーマソングも印象的。
歌詞と声がマッチしていて心地良い。
 

100

『フラッシュダンス』ダンスシーン全てがハイライト

1983年 米
ジャンル・ドラマ
監督・エイドリアン・ライン
主演・ジェニファー・ビールス

 
 
昼間は溶接工として働き、夜はバーで踊り子を勤めるアレックス
プロダンサーを夢見て、改装した薄暗い倉庫で一匹の犬と暮らす姿はまさにダイヤの原石といった感じ。
気が強く媚びることを嫌いながらも、リッチでハンサムな年上ガイに、あっさり落とされてしまう少女らしさもまた魅力。

アレックスのダンスシーン全てがハイライト!
舞台で水を浴びる大胆な演出が忘れられません。
映像の芸術点も高い。
レオタードでのダンス姿に、時折エロ目線になってしまうのは致し方ないところ(ブレイクダンス等、一部男性の吹き替えがあるようですが《汗》)。
ヒロイン以外もパワフルで魅惑的なダンスを見せてくれます。

夢を叶えることの素晴らしさ、そして敗れることの切なさを描く。
音楽の良さは言わずもがな!
シンプルに良い映画。
 
100

今後の数値で


コロナ感染後の死亡率の低下や回復率の向上から、いよいよもって淘汰を促す意見が出ています。
国民8割以上のワクチン摂取により、重症化が抑えられてきた結果もあると思うので、今の数値だけを見て、もうワクチンの必要がないだとか、予防対策も緩和すべきというのは、少々早とちりに感じます。

ワクチンによる死亡や身体障害の後遺症もあるので、打つ打たないはあくまで自己責任、自由です。
大事なのは政府の意向や、それに反した世間の風潮(専門家等の意見)に流されず、自分で考えることです。
個人的にワクチンに関してはかなりリスキーに考えていますが、予防対策に関してはまだまだ徹底していく必要があると感じています。

3回目以降ワクチンを打たない人が激増しているので、自然淘汰(コロナの弱体化)と言えるかどうかはこれからの数値で明らかになっていくと思います。
 

『ファイナルディスティネーション』ピタゴラDEATHイッチ

2000年 米
ジャンル・ホラー
監督・ジェームズ・ウォン
主演・デヴォン・サワ

 

偶然飛行機事故を免れた7人の学生と教師。
死ぬはずだった彼らに再び忍び寄る死の運命

トイレの水漏れで滑る→空の浴槽へダイブ→首に排水栓のチェーンが巻きつく→ボディソープを浴槽へぶちまける→滑って浴槽から脱出できず窒息死。

周到に用意された伏線が、ありえない偶然により次々と回収されていく様はある意味コント、いや芸術です。

死ぬ順番がどうだとか、二度運命に抗えばどうなるかとか、それが分かったところで相手は運命、どうしたところで死からは逃れられません。
一生びくびくしながら生きていくぐらいなら、潔く運命に従った方が楽に思えます。

5作まで作られた人気シリーズではありますが、2作目以降は死にかたが派手になり、アトラクションっぽくなっていった印象。
好き嫌いはあると思うので、2作目が気にいれば全シリーズそれとなく楽しめるかと思います。

 

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