1968年 米
ジャンル・ドラマ
監督・アーサー・ペン
主演・フェイ・ダナウェイ
アメリカの犯罪史に残る殺人強盗犯、ボニーとクライドをもとに作られた青春映画。
真面目な正確なはずのボニーが、クライドを盾にいきってる感がひたすら痛いです。
グライドもサイコなイメージがなく、悪ガキがそのまま大人になった感じ。
二人に関わる人間が皆モラルを失っていくのはやはり時代なのでしょうか?
実際二人を英雄視していた人も多かったようです。
ボニーの母親は手を貸すでもなく止めるでもなく、さりげなくボニーに別れを告げます。
このことがよりいっそうボニーを孤立させてしまったようです。
母親の責任重大ですなこりゃ。確かに二人の性格はあけすけで極悪人と言う気がしません。
劇中、カントリーなBGMに乗ってさっそうと強盗を働く姿は、どこか陽気で非現実的です。
それだけに一気に現実に引き戻されるラストは圧巻。
ボニーとクライドは、短い人生を風のように颯爽と駆け抜けました。
などと美談めいた書き方をすると顰蹙ものですが、少なくとも映画の中の彼らは輝いて?見えました。
ま、クズには違いないのですが。
映画の代名詞的な銃といえばこれ⇩(トンプソン・サブマシンガン)ではないでしょうか?
クライドも使っていましたが、やはりラストシーンで警官たちによる一斉射撃に使われた印象が強いです。
評価:80点
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