先日河川敷でギターソロを練習してる人を見かけました。
少し離れた所で聞いていたのですが上手でした。
しかし同時に感じたのは、「つまんねぇな」という事。
わざわざ外に出てきて聞かせるには、あまりにつまらない。
驚きは感嘆となり感動を呼ぶこともありますが、この方のプレイはいたって普通。
洋楽ソロを涼しい顔して淡々と爪弾いており、そこには不快感も感動も生まれず、ただただ記号のみがまるで空気のように滞在している(上手いだけに余計にそう聞こえます)。
しかしこれはわたしが弾き語りストだから感じたことに過ぎません。
わたしは自分の詞で、歌で誰かに何かを感じ取って貰いたい(不快感含む)と思ってプレイしています。
コーヒーの上手い喫茶店には洒落たジャズがお似合いです。
この方はBGMを演出したかったのでしょう(真意は分かりませんが)。
わたしとは真逆です。
もし自分の曲が、歌がBGMになっているとしたらゾッとします。
場に音を添えるのではなく、自分の音で場を構築したいと考えるからです。
当然ソロのみで場を構築できる方も世の中には大勢おられます。
一応わたしもソロをやることがありますが、誰かの意識を立ち止まらせる自信は微塵もありません。
BGM止まりです。
クリスマスシーズンなどはあえてBGMに徹することもありますが。