2019年 米
ジャンル・ホラー
監督・ロクサーヌ・ベンジャミン
主演・カリーナ・フォンテス
登山者のための警告ビラを貼るため、規定の登山コースを登り始めた新米の森林監視員ウェンディ。
容易なコースと思い登っていたはずが、いつしか見知らぬ山の中へ。
そこで彼女は一体の死体を発見してしまう。
身動きがとれない空間に得体の知れない死体と二人きり・・こいつ(死体)さては死んでないな・・と勘繰ってしまうのはある映画の影響でしょうか?そう(SAW)ですか?
死体から離れた場所には無人のテント、そして死体の様子を覗う謎の男。
これは事故なのか?事件なのか?
一風変わったシチュエーションスリラーかと思える設定ですが、意外な方向へ話は進んでいきます。終盤、岩を登っていたウェンディは足を滑らせ全身を強打、しばらく意識を失うのですが、特に怪我もなくまた登り始めるのです。
そして熊との遭遇。
ん?違和感・・。
これはきっとさっきの岩場で死んでるな・・。
以降最後までウエンディの幻覚(死ぬまでの)だと思って見ていました。
全くの勘違いでしたが・・。
だとしたらさっきのシーンは何だったのか?
話に関係のない推測を起こさせる、全くもって無意味なシーンです。
製作者の悪意を感じます。
こんなシーンはスルー、記憶にも残らないのが普通だと思うのですが、大どんでん返し系の映画ばかり見ていると、何でもないシーンを伏線だと勘違いしてしまうのです。
これって映画あるあるですよね・・?
熊との格闘シーンは中々上手く撮ってあり感心しました。
この手のC級映画はこういう所でしきりに安っぽさ露呈しまうもの。
稲川さんの怪○のような話ではありますが、最後までそれに気づけなかったので、そこそこ楽しめました。
全体的に静かな映画で、一人で夜中にゆっくり見るのが良さSAWです。